バートルのエアークラフト向けインナーにはどんなものがある?

バートルのエアークラフトは、真夏の屋外や酷暑の現場などで非常に役に立つ作業着です。熱中症対策になりますし、涼しく感じられるので快適な作業が可能です。エアークラフトはそれだけでも十分な暑さ対策になりますが、中にエアークラフト向けのインナーを着用することにより、さらなる効果が期待できます。

この記事では暑い時期に作業するときの参考になるよう、エアークラフト向けのインナーについて詳しくご紹介します。

(バートルのインナーダウンの魅力と選び方)


バートルとは

バートルは1958年12月1日設立のユニフォームアパレルメーカーである、「株式会社バートル」の作業服ブランドです。株式会社バートルの本社は広島にあります。

バートルの前身は「クロカメ被服」で、当時から品質のよい作業服に定評がありました。2011年にバートルに社名変更し、おしゃれでかっこよく、機能性に優れ、しかもリーズナブルな価格の作業服を毎年のように発表し続けています。

バートルの主力ブランドは「BURTLE(バートル)」で、 夏向けの「AIR CRAFT(エアークラフト)」や防寒に特化した「THERMO CRAFT(サーモクラフト)」 、さらには「WORK BOX(ワークボックス)」など、ブランドの多様性に富んでいるのも特徴です。

売り切れになるものも多く、その人気はとどまるところを知りません。では夏向けのブランドであるエアークラフトとは、いったいどのようなブランドなのでしょうか?

エアークラフトの特徴

エアークラフトとは、ひとことで言えば空調服のブランドです。空調服とは、内部に空調用のファンを仕込んだ作業服のことです。真夏のように、とても暑い環境の中で作業ができるように設計されています。空調服にはメーカーごとにいろいろなタイプがありますが、エアークラフトの場合は「本体」と「バッテリー」そして「ファンユニット」の3つで構成されています。

バッテリーとファンユニットは着脱が可能で、性能が悪くなったり、故障したりしたときに簡単に交換できるのが、エアークラフトの特徴です。エアークラフトの人気はたいへん高く、サイズによっては早い段階で品切れになるショップも少なくありません。

さて、エアークラフトは作業服内を空気がファンによって循環し、体温を下げるという仕組みを採用していますが、その効果を最大限に活かすためにはエアークラフト向けのインナーが必要です。そのエアークラフト向けインナーとは、「クールフィッテッド」です。

「クールフィッテッド」とはどんなインナー?

クールフィッテッドはバートルが展開している春夏用のインナーです。エアークラフト専用ではありませんが、中にクールフィッテッドを着用することでより涼しく感じられるようになります。クールフィッテッドにはさまざまな特徴があります。

最初の特徴は、クールフィッテッドが「コンプレッションインナー」のひとつであることです。コンプレッションインナーは「着圧ウェア」と呼ばれることもある機能的な肌着で、身体に圧を加えることにより、筋肉をサポートするなどの効果があるとされています。

コンプレッションインナーに期待されているのは作業パフォーマンスの向上です。素材によっては夏の暑さ対策にも役立ちますし、裏起毛やフリース素材のものは防寒対策に有効です。ふたつめの特徴は、摩擦レスな「フラットロックシーム縫製」を採用している点にあります。

縫い目が肌に擦れないような縫製なので、着用感がよく快適です。また「消臭テープ」や「脇通気メッシュ」、「吸汗速乾機能」や「ストレッチ素材」など、さまざまな機能や素材を取り入れているのも大きな特徴となっています。

そしてクールフィッテッド最大の特徴は、生地表面に「接触冷感素材」を使用している点です。この素材こそが、クールフィッテッドを着用すると涼しく感じる要因なのです。

(バートルのおすすめインナー長袖)


接触冷感素材が涼しく感じる理由

よく勘違いされますが、接触冷感素材は、それ自体が冷たい生地だというわけではありません。接触冷感素材に適しているのは、「麻」や「レーション」、「キュプラ 」や「ナイロン」としてクールフィッテッドの素材でもある「ポリエステル」などの生地です。

触るとひんやりと感じますが、それは生地の特性によるものなのです。接触冷感素材によく使われる生地には、「熱伝導率が高い」ことと「触ったときにシャリシャリ感がある」こと、そして「親水性が高い」という3つの特性があります。

熱伝導率が高い生地は、肌から体温を奪いやすいため、触れるだけで涼しく感じます。素材自体にひんやりとしたイメージを与えてくれるもののひとつが、生地のシャリシャリ感です。親水性が高い生地は、吸水性と発散性も高くなります。

吸水性が高いと汗をよく吸収してくれますし、発散性が高い生地は水分をよく発散します。水分は発散する際、まわりの温度を奪う作用があるので、発散性の高い生地は涼しく感じられるのです。この3つの特性が相乗効果を生み、暑い環境でも快適に作業を行えるようになる、というのが接触冷感素材の魅力です。

クールフィッテッドを買うなら「4038」

クールフィッテッドの一押しは「4038」です。4038はコストパフォーマンスに優れたインナーで、しかも男女兼用です。パートナーと一緒に作業をする場合、お揃いにすることもできます。接触冷感素材はもちろん、消臭テープや脇通気メッシュ、吸汗速乾機能やストレッチ素材などがすべて採用されているのもおすすめポイントです。

ボディラインによくフィットするので、着用するだけでスタイリッシュに見えます。エアークラフトの中に着るのもよいですし、エアークラフトなしでそのまま作業をするのもよいでしょう。エアークラフトはそれなりの費用がかかります。

コストの面を考えると、それほど暑くない時期には4038だけですますというのも選択肢に入ります。4038のカラーバリエーションは、ホワイトとブラック、カモフラブラックとインディゴ、そしてミドルグレーの5色です。

サイズはXSからXXLまでの6サイズが用意されています。4038のメーカー希望小売価格は2,530円(税込み)ですが、ネット通販では税込み1,300円くらいで購入可能です。

「半袖エアーフィット」というインナーもおすすめ!

バートルには、「半袖エアーフィット」というインナーもあります。接触冷感素材は採用されていませんが、通気性と伸縮性、軽さ(エアーフィット)に優れた半袖タイプのインナーなのでおすすめです。ベストタイプのエアークラフトを使用する際、下に着るのもよいでしょう。

ストレッチコンプレッションなので動きやすく、かっこよく見えるのもメリットです。カラーバリエーションはミルスグリーンとブラック、サーフブルーとアーバンブラックの4色が用意されています。サイズはSからXXLまでの5サイズです。

メーカー希望小売価格は1,980円(税込み)で、ネット通販価格は税込み950円ほどです。

(バートルインナー4064とは?コンプレッションインナーの特徴)

バートルのエアークラフト向けインナーで夏も快適に作業をしよう!

バートルは作業着の専門メーカーであり、数多くの作業着を開発・販売しています。インナーだけをとっても、防風性と保温性に優れた冬用のインナーから、今回ご紹介した春夏用インナーまで、幅広く展開しているのがバートルの特徴です。

冬用のインナーは冬に、夏用のインナーは夏に着用してこそその真価を発揮します。暑い夏にはエアークラフト向けの春夏用インナーを着用し、快適に作業を行いましょう。